二年越しに実現。
沖縄プジョーオフ会に集まったオープンカー4台
どれもがレザーシートだったので、
「革のお手入れ、 どうしてます?」
とぼそっと声が出たはいいんですけども、
誰からも力強い返答はなかった。
沈黙の秋
どのオープンカーの革シートは、経年で傷んでいるので、
ひび割れや擦れて色が落ちていたり、固くなっていたり、くすんでいたり。
革シートのお手入れに関しては
いったいどうしたらいいのだろう?と天を仰ぐ感じです。
赤い307ccは持病と言われるダッシュボードの革張りの
エアバックの縫い目が、熱で縮んで一部裂けています。、
傷がひどくならないようにと
駐車中は極力日除けシートをたてたり、していました。
革のお手入れは、
革靴を磨くイメージしかない。だから、
革用のクリームを塗ること=革のお手入れ。と理解していました。
クリームに何かいいものがあると探したら、
プジョー純正というオートグリムの革保護クリームがあったので、
これを3年間使っていました。
クリーニングや保護に優れているということで、
頻度は6ヶ月に一回くらいです。
たしかに塗った時はヒビが感じられないくらいリッチな保湿感が出て、
きれいに光るのですが、しばらくすると革が固くなったような感じがするので、
経年劣化した革にはなにかが違うような気がしていました。
でも一応プジョー純正だから・・・・これも確かにいいけど、
経年劣化革は他に何かの方法が必要かも。
検索を続けていたら、
「クイックブライト」という洗剤で、
車の革シートをメンテしている人たちの隠れた存在が浮かび上がり、
「クイックブライト信仰」
と呼ばれるほど熱烈な信者を増やしていることがわかった。
さらに検索したら、
「カーグラフィックの連載記事の切り抜きをまとめたもの+ 洗剤」
というのがヤフオクにあったので、疑いつつ落札。
届いたら、本当に雑誌の連載の切り抜きをファイルにまとめてあって、きれいなピンク色のクイックブライト洗剤が100グラムついていました。
カーグラフィック誌連載のタイトルは「福野礼一郎 極上中古車を作る方法」。
これをまとめた本が2004年に出ているので、連載が書かれたのは2002年くらいかもしれない。映画に出てくるような1988年型のロールスロイス・シルバー・スピリットを一旦解体し、そして「徹底的にお掃除」して、治して、極上中古車に直してゆく連載。R&Rの手作りの凄さにビックリしながら、第一回のプロローグを読んで、心わしづかみにされました。
(冒頭抜粋)
今月から始まる新連載「極上中古車を作る方法」。これは中古外車を安く手にれて足代わりにカッコ良く乗り回すためのノウハウガイドでもなければ、カネにあかしてプロに頼んだレストア作業の工程を横から写真に撮ってきて能書きをたれるルポルタージュでもない。いうならば床掃除とプラモデル作りとヘボ探偵を足して三で割り、そいつを心ゆくまで楽しむような中古車いじりの道楽、そういうホビーのおススメである。
❤❤❤
そして第四回目 が、いよいよレザーの巻です。
(第四回目 レザーの冒頭抜粋)
つい最近までヨーロッパの高級車(307ccはステキな普通車 by kaorit)の上質なインテリアの泣き所といえば、日本車やアメリカ車のそれと比べて著しく耐久性の劣る本革だった。いくばくも乗らぬうちに革の表面がいやらしくてかり始め、2年もすれば摩擦部が白くすれ、5年で深いシワにヒビが走って10年経てば何ともみじめな有り様に成り下がる。
使えば使うほどヤレて味が出てくるのが本革のいいところ? 笑わせちゃいけない。銀面(革表面のこと?by kaorit) にペンキを分厚く塗ったくって製造する自動車内装用革の外観に、革本来の風合いや味の微妙を云々する何かなど最初っからあるわけがない。そいつが傷んだところなど誰が見たってただのボロ雑巾だ。
なぜかつてのヨーロッパ高級車の革はあれほど痛みが早かったのか。もちろん革の理由が半分ある。確かに耐久性の劣るコーティングを使っていた。しかしただでさえ長くないその寿命を半分に、いや3分の1にも5分の1にもしてしまっていた理由が実は存在する。今月はロールスロイスの革とビニールを掃除しながら、自動車用皮革の手入れ方法の常識にも反旗を翻す。
す、すごい宣言・・・・・ ゾクゾクッ(`・ω・´)ゞ
記事は写真キャプション含めて、濃密すぎる。特濃状況で、釘付け。
そして、これが謎のピンク色の洗剤「クイックブライト」。
色がいいですね。好きな色だから。
と、ここまでが2年前。
その後、早くやらなくちゃ、早くやらなくては・・・・でも4月~10月は30度超える暑さと湿度で作業が厳しいから断念。11月~3月はいい季節で革の掃除するよりも乗りたいが優先して・・・・・
そして先週のオフ会で4台みな困っていたことが発覚したので、
ようやく、よしやってみようとなりました。
用意するものは、この記事、歯ブラシ、ウエス多数、スポンジ。バケツ、
そしてクイックブライト❤
最初恐る恐る。自動車用の革は水に強いという記事の言葉を信じて、
けっこう濡らしてゴシゴシと。そして丹念に拭きあげ。乾拭き。その後はクリーム等塗らずに様子をみています。
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| 307cc okinawa クイックブライトで革シートを洗浄後。てかりがなくなり、柔らかくなっていた。 |
室内がものすごく爽やかになりました。
汚れをクイックブライトで落としただけで
革が現実に柔らかくなっていたし、
シートや背もたれの革が体に柔らかく吸い付いてくるのがわかった。
新車の時の革シートを見たことがないので、
妄想の新車状態とはいえ、
かなり\(^o^)/ うれしい
因みに、連載記事によれば、
シートなどの革の表面は 黒ずんでいててかり、指で押してみるとごわついて硬い。ルーペで覗くと案の定、表面にはコールタールのような汚れがこびりついている。実はこれこそが革をテカらせて硬くし、柔軟性を失わせ、長年の間にヒビを走らせる主因である。自動車用皮革の表面が硬化するのはほとんどが汚れのせいなのである。
皮脂、食べかすの汚れはもちろんだが、私が実は一番怪しいと思っているのはケミカルである。革用クリーム、革用汚れ落とし、革用柔軟剤そういういわゆるお手入れケミカルだ。
自動車内皮革はひとつの例外もなく表面を塗装した革である。銀面を樹脂で覆って毛穴をうめて表面を保護しておかないことには、革はとても車内の環境に耐えることができないからである。そこにワセリンやシリコンを塗つけたところで樹脂塗膜を透過するわけがない。つまり塗ったクリームなどの成分の大半は銀面にそのまま 残るのだ。残って固まり、粘着性の有る油脂皮膜になるだろう。そこへ汚れが吸着する。吸着し堆積し長年の間にコールタール状になる。そういうことではないのか。
車の革は一ヶ月に1回程度、表面に付着した手垢や汚れを洗剤で軽く落とすだけでよい。クリームだの何だのをつけていなければ、それで軽く汚れは落ちるはずである。長年使っても硬くなりにくいし、ヒビも入りにくい。もし汚れが革が硬くなってしまっていたとしても、今回ご紹介した方法でほとんど落とせる。汚れを落とせば革の硬化の原因が汚れの皮膜にあったことがわかるだろう。完全に汚れを取り除いた革は柔らかくしなやかな新車の時の状態に限りなく戻ってしまうからである。
オフ会に続いて、
何かまた大きな煩悩が、
バサッと落ちたような気がした。
合掌






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